伊弉諾神、伊弉冉神が諭鶴羽山の頂上の榧(かや)の木に舞い降り、人のお姿となって示現され、狩人に命じてお社(諭鶴羽神社)を建てさせました。この時より二千百五十年になります。神様は、私たち人間に国家安寧、五穀豊穣成就を約束、私たちの祖先は、神様を称え、赤ちゃんが産まれたり、お嫁に嫁いできた人がいれば、神様にあいさつをかねて頂上までお参りし、報告することを約束しました。これが、諭鶴羽神社での山頂への渡御と頂上での初宮参りです。以降、このお祭りを守り伝えてきました。諭鶴羽神社に伝わる特別なお祭りです。
頂上への渡御(御神幸祭)は、毎年四月第二土曜日です。誰でも、ご参加できます。
諭鶴羽山は五大修験道の聖地として古くより信仰を集めてきました。しかし、戦国時代の度重なる焼き討ち、再興を試みるもかなわず、さらに、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈などにより、諭鶴羽山での修験道はことごとく消滅しました。
平成二十年、諭鶴羽山修験道復興への志に共鳴する行者達集まり、修験道を復活させました。世界の平和を祈願するとともに、豊かな森からの恵みに感謝しながら、また、昨今、全国的に自然災害が多く、自然災害からの早い復興を願い、また、新型コロナウイルスの早い収束を祈念し、「希望」をテーマに祈ります。
祈願
・平和と日本国の隆昌
・諭鶴羽修験の復興
・諸祈願の成就(護摩木に祈願)
特別祈願
・能登半島地震能登地方復興祈願
・東日本大震災復興祈願
・阪神淡路大震災慰霊祈願 等
各地での自然災害により犠牲になられた御霊を慰霊し、早い復興を祈願します。
ご案内
毎年、春のお彼岸の頃に開催します。
10時~諭鶴羽神社境内にて採燈大護摩供法要・火渡りの儀
(諭鶴羽神社の行事は、どなたでも、自由にご参加いただけます。)
当日、古くなった神棚や縁起物、手紙なども法要を行いながらお焚き上げを行います。当日、前日までにご持参ください。
羽黒山で修行を積んだ山伏を先達に2泊3日の山伏修行を行います。
諭鶴羽神社を拠点に、表参道・裏参道を昼夜問わずに歩き、沼島を巡り、
神社や祠に祈りを捧げます。
諭鶴羽山は修験道の聖地。
大自然を神仏が見守る道場として、自分自身と向き合ってみませんか。
男女問わず、どなたでも参加できます。
体験を希望される方は、直接下記淡路山伏修行事務局へご連絡下さい。
淡路山伏修行 事務局 090-6535-0248(担当 青木まで)
境内でお餅を焼いて食べると1年間無病息災
淡路島では、お正月高山でお餅を焼いて食べると一年間無病息災という言い伝えがあります。諭鶴羽山は、その代表格。お正月、神社横の鎮守の森のタブの森では、お餅を焼く初詣での人でいっぱいになります。餅焼き用の網とブロック、薪(たきぎ)は神社で用意しますので、お餅は持参して下さい。また、どうしても、薪で焼くのは無理という方は、休憩所の「ゆづりは山荘」の丸ストーブであったかく焼くこともできます。
ご家族で、グループで初詣でをかねてお餅を焼きに来てください。お餅焼きの風景を紹介します。